※同時に抜歯する本数が増えるほど体に対する負担も大きくなります。来院日に親知らずの状態に合わせて、ご説明してから最終的に抜歯する本数を決定します。
一般歯科
はやしま歯科では、大学病院等の大きな病院に行かなくても親知らずの抜歯が可能です。
院長目黒は、大学病院や総合病院の口腔外科において技術を修め、日本口腔外科学会認定医を取得しています。
これまで3000本以上の抜歯を行い、上下の親知らずともに複数本の抜歯や難症例にも対応しています。
当院ではできるだけ通院回数を少なく早く処置できるように、初診当日に説明・同意・抜歯まで対応可能です。通常、病院等の口腔外科では来院当日は親知らず抜歯の説明と同意を得て検査のみで終了し、2回目以降に抜歯という流れになります。初診当日の抜歯をご希望の場合には、予約の際にその旨をお伝えください。
※初診当日抜歯のご予約を取って頂ければ、ほとんどの場合当日抜歯が可能ですが、炎症が強い場合、全身状態が良くない場合等、状態によっては抜歯が後日になることもあります。
来院当日の親知らずの抜歯を断られる理由として
・親知らずを抜いた方がよいが口腔外科の出身でない等、技術的に困難な時
・持病で全身状態がよくない、抜歯による神経損傷のリスクが非常に高いなど抜くリスクが抜かないリスクよりも高い時など。
・全身的なリスクや出血のリスクがあり、病院で全身麻酔下で抜歯した方がいいケース
抜歯の担当医はこれまで3000本以上の親知らずの抜歯を経験しています。「神経が近いから」や「抜歯するのがすごく大変」と言われてきたケースのほとんどは当院で問題なく抜歯が可能です。他院で親知らず抜歯を断られてお困りの方でもお気軽にご相談ください。
【まずは相談のみ】
来院初日の抜歯に不安がある方は相談のみも可能です。
親知らずは状態によって「早めに抜いた方がよいもの」、「そのまま様子見でいいもの」、「抜かない方がいいもの」がありそれぞれ対応が違います。まずはご自身の親知らずの状態を知って頂いて、どの対応がいいのかを相談しましょう。
【1本だけ抜きたい】
親知らずの抜歯は1本から4本までご希望に応じて対応可能です。予約の際に上か下か、埋まっているかどうか、抜きたい本数を教えて頂けるとスムーズに対応可能です。
【2~4本まとめて抜きたい】
ご希望に応じて2~4本の同時抜歯も対応可能です。一度に抜く本数と親知らずの状態によって処置に必要な時間が違いますので、ご希望を予約の際にできるだけ詳細に教えていただけるとスムーズに対応可能です。
※同時に抜歯する本数が増えるほど体に対する負担も大きくなります。来院日に親知らずの状態に合わせて、ご説明してから最終的に抜歯する本数を決定します。
傾いて生えた親知らずを残しておくことで様々なリスクがあります。一見健康に見えても部分的に歯周病を抱えている状態ですので早めの抜歯をおすすめします。
上と下の親知らずでは抜歯の難易度や抜歯の方法にも差があります。
<上あごの親知らず>
上あごの骨は柔らかいため上の親知らずは簡単に抜けてくれることが多いです。特に親知らずの頭が完全に出ている場合には数秒で抜歯が終わることもあります。骨の中に埋まっているものや歯の根の形が曲がっているなど複雑な場合には歯茎を切開したり骨を削ったりすることもありますが下あごの親知らずと比較すると楽に抜歯が終わるケースが多いのが特徴です。
上あごの親知らず抜歯で注意が必要なのは副鼻腔の一つである上顎洞(鼻の横にある空気がたまる空間)です。上の親知らずと上顎洞は近で接していることが多く、抜歯後に抜いた穴と上顎洞が交通(つながって)してしまうことがあります。
抜歯後に上顎洞と交通しても小さな穴であれば適切に処置して安静にしていればほとんどの場合は自然に閉じてしまいます。
この穴が塞がらずに空いたままだと、口から飲んだものが鼻から出てしまうということが起こってしまいます。このような場合には口腔上顎洞瘻孔閉鎖術という方法でこの穴を塞ぎます。
上あごと上顎洞との間の骨が薄く親知らずがそのまま上顎洞に入り込んでしまった場合にはまずは抜歯した穴から摘出を試みます。それでも摘出できない場合には上顎洞を横から開洞(穴をあけて)して親知らずを摘出します。
一見大変そうに思いますが、基本的には上あごの親知らずは簡単に抜けることが多いです。
<下あごの親知らず>
下あごの親知らずも、上あごと同じで親知らずの頭が出ているかどうかで抜歯の難易度が変わります。上あごと比べて下あごの骨の方が硬いため上あごよりも抜きにくいです。
下あごの親知らずで注意しなければいけないのは親知らずの近くを通っている下歯槽神経と舌神経と呼ばれる2本の感覚神経です。
下あごの親知らずと神経の位置関係によっては注意しないと抜歯の際に神経の麻痺をおこすリスクがあります。
お口の中には無数の神経があり、抜歯の際には細心の注意を払って処置しなければなりません。当院の親知らず専門外来担当医は日本口腔外科学会の認定医であり、3000本以上の抜歯症例を経験していますので、ご不安なことがあればぜひご質問ください。
<下歯槽神経>
下あごの骨の中を、のど側の方からあご先に向かって通っている神経で下あごの歯の感覚と下唇の感覚の神経です。
この神経が傷つくと唇に、ご飯粒が付いていても気づきにくかったり下唇にピリピリとした痺れが出ることがあります。正座をした後のような感覚です。
レントゲンで2次元的に下あごの親知らずとこの下歯槽神経が近そうな時はCT撮影をして立体的な位置関係を確認してから抜歯します。
<舌神経>
下の親知らずの、のど側(下あごの内側(舌側))を通っていて舌の感覚と味覚の神経です。
レントゲンにはうつってこないため位置がわかりいくいです。下歯槽神経よりは麻痺のリスクは低いですが、傷つくと舌の麻痺がおこり、舌の片側の感覚がなくなったり味がわからなくなります。
下あごの親知らずの方が上の親知らずと比べて抜きにくく抜歯後の腫れも出やすいです。抜歯後の腫れ等の不快症状を最小限にするよう当院では熟練の口腔外科医が親知らず抜歯を担当しています。